「幸治(私の名前)!親父(本人)が入る墓を決めてきたからな」
!?
なにを突然。
今までは、どんだけ言っても補聴器をつけず、老化を否定してきたかのように生きてきた、昭和一桁の頑固親父からは、到底聞くことのないような言葉に、一瞬返す言葉が出なかった。
もっと元気な頃に「生前墓地があると後々いいんじゃね~か?」なんて笑って話してたのもはるか昔のこと。
先週、叔父の家で法事があったということで、夜に迎えにいったんだが、その時も「俺はもう76だけん」と言っていたことがちょっと気がかり。
頼りの息子たちがみな家を出て行ったためか丸くなった叔父(←卒業から定年まで銀行で勤め上げて来た人で、堅実な家庭を育んできてた)を見て孤独を感じているのか。
はたまた寄る年波を感じたのか。
なるべく孤独を感じさせないよう、努力せねば。そう思った37度になりそうな日曜日。