本日、両目の眼底、断層などの撮影をした結果、「手術するしかない」ということが判明致しました。
増殖膜から延びた血管が網膜を引っ張って像が歪む状態だったことは既に記述していた通りで、先日のレーザー光凝固の際に「剥がれだした」ことが確認されました。
そして本日検査をして、手術が確定しました。
引っ張る力に耐えられなくて剥離になったようです。
ただ裂ける様な酷い剥離ではなくて、幾重にもなっている網膜の層の一部が剥がれて水が入った状態です。
多少の剥離でしたら経過確認だけで済むものなのですが、図で示す右側の黄色い丸。これは目にとって物凄く重要な「黄斑部」でしてここがやられると完全に失明します。
逆に言えばこの黄斑部さえ避けて剥離してくれてればよかったのですが、運悪く私の剥がれた網膜の端が、ちょうどこの「黄斑部」にかかりだしたのです。この黄斑部にまで達した網膜はく離のせいで視野が下の図のようになっています。
一部が物凄く濃いサングラスをかけたような感じです。さらに外の明るい場所から室内に入った場合などは見えにくい範囲が広がります。
どちらも時間が経つと白いボケにかわります(これを不定期に繰り返す。
先生方お三人(主治医、院長、副院長)は「すぐに手術した方がいい」とのご見解でした。なぜか主治医は1週間後に大学病院に帰られるそうで、主治医が副医院長になりました。
そして今度は話の摺り合わせの始まりです。
私も事情があるわけです。
「保証人倒れで借金を抱えてるため手術費用が用意できるか不安なこと」→これは分割にするので心配いりませんとのことでした。
「やりかけの仕事がある」→約1ヶ月くらいであれば「急変がない限りは延期してもよい」との許可をいただきました。ただし「視力の低下の度合い」は酷くなるそうです。ということで毎週定期的に診察を受けてできるだけ伸ばしてもらうことに決定(異常が出れば即手術。
たったひとつだけ言い忘れてしまったのが「私はビビリなので全身麻酔で」ということ。これは診察時に言う予定。
網膜はく離の手術の際には、ガスorオイルで足らない硝子体を補うのですが、短期間で仕事復帰させるにはオイルが最適らしいです。
ガスの場合は自然と体に吸収されるので1度施術をしたら2週間うつぶせの姿勢で寝ればOKらしいですが、オイルの場合は後で抜く手術が必要です。ただしガスのようにうつぶせ寝などの必要も無く、抜くのは年内ならいつでもOKとのことなので私のように休みが不定期の人間の社会復帰はしやすいそうです。
これが手術をする決心をした一番重要なポイントですが、私の不安に思っていた点について、私が持参したイメージ画像(上の2つの画像)と検査で撮った写真たちを元に副院長がすべて説明してくれたので、安心して任せようという気持ちになれました。
まぁ全身麻酔のことはまだ言ってないんですが、対応してくれるという話は前に聞いてましたんでOKでしょたぶん。
そんなわけで、これからは死ぬ気でやりかけの仕事をがんばって、手術の日を迎えたいと思います。いろいろとお騒がせ&ご心配をお掛け致しました。情けないやつですんません(汗。