下行大動脈瘤

親父の大動脈瘤の手術について、日赤で説明を受けてきた。
瘤のできた位置(下腹部)や大きさ(31ミリ)から行くと、即日手術の必要性はないが、3週間以上かけて準備をしてから挑むことになった。
その原因だ。やはり半世紀近く吸い続けてるタバコが主因なんだそうだ。
動脈硬化によるものであり、このような状態から行くと心臓にも病気があるだろうとのことで、事前検査として心電図やらエコーやらの検査をしてみたところ一部機能障害(血管詰まりによるカゲ)があり、心カテーテル検査をすることになった。これをしないと本番の手術時に悪影響がでるそうだ。
心電図の「通常範囲内」の文字を見ると子供のように見せびらかし「ほら、異常はねーんだよなー」と言う親父。
違うんだよ。私だって朝だけの血糖値を測れば健常者と大差ないけど、やっぱり合併症を起こしてる不良患者である。一時の数値なんて参考でしかなくて、その裏にあるものを読み取るのが先生たちの仕事なのだ。
ここでふと思い出したのが、2005年3月26日(日記で調べたw)にあった、おばあちゃんの50回忌でのこと。
親父が倒れたあとの親戚の集まりでもあり、タバコをやめさせようと親戚に意見を聞いたところ「もう先は短いんだから好きにさせなっせ」と言われたんだよなぁ。あの時、無理やりにでも止めさせてたら今回の件は阻止できてたかもしれない。そのことを親父に言うと苦笑いしてた。
下行大動脈にできた瘤の部分を切除し人工血管と置き換えるそうだ。「人工血管置換術」というらしい。
ここの説明によれば成功率は95%。比較的オーソドックスなものなんだな。
9月2日~1泊2日で、心カテーテル
9月24日~入院
9月25日人工血管置換術
退院は10日前後らしい。早いもんだ。だから入院保険が成り立つわけね。

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