ラジオの灯が消えるとき

そんなことをふと考えてしまったのがこのニュース。

Y!ニュース2月15日毎日新聞配信分
<愛川欽也さん>ラジオ番組が突如終了、放送中に悔し涙 名パーソナリティーが消える
ラジオの深夜放送で人気者となり、現在もパーソナリティーとして活躍してきた俳優の愛川欽也さん(74)が15日、文化放送のレギュラー番組「キンキンのサンデー・ラジオ」の冒頭で突然、「きょうの放送で番組が終わります!」と宣言した。愛川さんは番組で、メーンスポンサーが昨年末で撤退し、後継スポンサーが付かなかったことなどが理由だと説明した。ラジオ番組では、若山弦蔵さん(76)が担当するTBSラジオ日曜正午の名番組「バックグラウンド・ミュージック」(1964年スタート)も、スポンサーの降板で3月末での終了が決まっている。ラジオ界を支えてきた名番組、名パーソナリティーが、不況の影響でラジオから消えることになる。

ただこのハナシ。よくよく見てみると、どうやらキンキンが怒って途中降板という形をとったようだ。彼らしいな。
「4月から次の(新)番組が決まっていた。そのことをボクが知ってしまった。知ってしまった以上、1カ月半も、お通夜のような番組をやることはできない」
「ギャラの問題だろ」という向きもあるんだが、私はキンキンのプライドをかけた抵抗であったと思うわけだ。
過去にも、実力があって、人気があって、それでも終わる番組は数多くあった。
遠い昔の話ではあるが、小生が小学生の頃深夜放送にハマったのは【金パ】ことパックインミュージック金曜の放送をしていた野沢那智様と白石冬美様のナッチャココンビのおかげである。最終回の時、みんながそれぞれの思いを投書し、最終回への抗議活動もあった。だけど終わってしまった。
その時のラジオへの想いがあったからこそ最終的に今のRKKラジオリスナーサークル1197.netの世話人にもなったわけだ。
ラジオは採算性の低いメディアであるという間違った認識(実際にはメディアミックスなどまだまだ可能性はある!)を改革させるために、今、業界の人たちを盛り上げたいと思うわけだが、実際にはそんなチカラもコネもないわけで、ただのラジオ好きで終わってしまいそうなのが悲しい現実である。

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