嘘くさい気がする

まず殺傷した状況についてその高い計画性からして異常者の単独犯行とは思えない。また被害者たちには組織的に定点があることから間違い殺人の可能性も低い気がする。

【元厚生次官ら連続殺傷】ペットロスの犯行動機 識者からは疑問符
麹町署を出る小泉毅容疑者=23日午前4時(早坂洋祐撮影)(写真:産経新聞)
 小泉毅容疑者は、ペットを失ったショック状態を指す“ペットロス(愛玩動物喪失)”を、犯行動機にあげている。しかし、容疑者がペットを失ったのは、かなり昔のことだ。識者は“ペットロス”による後遺症の深刻さを指摘する一方、動機として「釈然としない」と話している。
Y!news11月23日21時28分産経新聞配信分

ペット愛好家がフリーク状態であることは否定しないが、原因究明に至る道筋が短絡的過ぎる。
私もペットロスを経験した。今でもたまに涙する。


というかこのエントリーを書いてる時点でほぼ号泣で嗚咽をあげてるわけでもないのに喉の奥が痛いゾ(w。
20歳の時に故郷東村山を管轄していた日野の動物管理事務所でもらった犬が純子さんだった。子犬が入ったサークルで一通り遊んでやったら飽きて離れてしまった子犬たちの中でいつまでも私の足元から離れなかったのが縁だった。
彼女は17年間、家族として過ごした。東京から熊本に越して来る時も私の車で寝泊りしながら一緒に来た。私のまわりの誰よりも一番多く私の彼女と出会ってる(ww。家の中ではよく一緒に寝てたし、自分が食べてる食事を与えた(腎機能が低いため本当は絶対してはいけない)り、本当に家族同然だった。
10年ほど前には腎結石で生死の境を彷徨った。フィラリアも発症した。どちらも誓約書書かなければ治療してもらえないほどに酷い状態だった。手術中は涙がたまらなかった。
最後の数ヶ月は、目も見えず物陰に入り込んで出られなくなっては鳴いていた。すぐに入り込めないようにはしたけど入ろうとしてた。怖かったんだろうと思う。
最後の数週間は寝たきりでトイレと食事に起きるか夜中に不安になるのか徘徊するのがやっと…。亡くなる数日前は、まったく動けなくなり、トイレは鳴いた時に、ダッコして庭に連れて行って、手で刺激をして出してやる状態で…。
最期は親父の布団の横で眠るように亡くなった。
ペット霊園で火葬していただいて、玄関の飾り棚に高齢犬表彰とともに安置している。線香も毎朝焚いてってたまにご飯も置いてやっている。もう2年が過ぎたけど、親父が墓に入る時、一緒に入れてくれって言ってるのでその時まではまだ玄関にいることになるだろう。
そんなわけで死後のことは省略するが、ペットロス全開バリバリだったことを自認している私である。
昔、「動物管理事務所の人間は・・・」と悪口を言う奴らがいたが、何度か現職や退任された方たちとお話をする機会があったのだが、彼らだって、本当に涙を飲んで仕事をしているのである。ある意味物凄く残酷で過酷なことを強いられている公務員である。勘違いしてはいけない。
今の情報が安易に入る時代、ペットロスで捻じ曲がったり、ストレスを和らげるためとかで、「厚生省の元患部を傷つけて恨みを晴らそう」なんてそんな勘違いをする奴が存在するのだろうかしら。
たぶん精神科通院歴とか生い立ちとか後だし情報が出るんだろうけど、どうも組織的犯罪をこういったやつになんらかの代償で背負わせてるような気がしてならないニャ。

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