食えんだった

昼は焼肉にしようと思ってたけど、午後1時まで何も喉を通らなくて頭がフラフラしてきた。確実に低血糖を起こしてたけど、準備が面倒だし、気持ちが落ち着かないので、ブドウ糖摂取して、しょうがなく街へ出た。街と言っても我が町は、熊本空港と誘致企業があるだけのただの開拓地でなんもない。30分ほど車を走らせて着いたのが、ちょっとだけ知り合いの本格中華のお店。中華定食を食べてまた田園地帯をただひた走りして帰ってきた。
少しは落ち着いた。
老犬の純子さんは調子が悪くてこの前病院にいったあと立てなくなった。寝たきりで頭を水平に保つのがやっとの状態だった。この二日は衰弱著しく、横になったまま手足をピクピクさせていた。起き上がらせようにも体の力が入らないようで、持ち上げた部分を頂点として身体ががダランと弓なりになっていた。3日前までは、トイレに行きたい時は鳴くので庭に抱えて行って下腹部を押して上げるとどうにかできたけど、この二日はそれさえもできなくなっていたからまたオムツをしてやってた。一昨日はまだどうにか流動食を舐めることはできたが、飲み込むまではできなくなってた。すぐに戻してしまうので、病院に電話したが老衰だからということで、やんわりと断られたそうだ。その後は手に水をつけて口を濡れらせてあげるのがせいいっぱいだった。
犬としては長寿だが、17年間の命。
楽しかったかな。
幸せだったかな。
苦しくなかったかな。
4~5日前のこと。
「このまま純が立てなくて苦しいような悲鳴のよう鳴き方を続けるのなら安楽死させたがいいんだろうか・・・」
そんな話がでた。言うほうも聞いたほうも悩んだんだ。みんなが辛い気持ちだった。
「でも苦しいかはまだハッキリ分からないんだから、ギリギリまで自然のままに生かせてあげよう。そして最後の最後にまた話し合おう」ということになった。
一昨日。
純が全身を震わせ痙攣のようにピクピクしだした。その時にはもう誰も安楽死のことは考えてはいなかった。みんなが、もうじき来るであろう、最期の時を感じていた。みんなで純を撫でてやった。首やオデコを擦ってあげたら子犬の頃のように嬉しそうな気持ちよさそうな顔してた。
昨日。
私は仕事で会社行ったり作業をしていたが、苦しそうな声は出さないけど、ピクピクしている純のために家族がマクラをしてやったら、気持ちよさそうにしていたそうだ。私は頭と身体を撫でてやるしかしてやれなかった。
今朝。
純が長い眠りについたことを知った。
親父が朝4時ごろに純を見た時は生きていたそうなのでそれが最後だったのだろう。
みんなで指に水をつけ純の口を濡らしてあげた。
今夜はお通夜です。
タオルで包んで好きなおやつをいっぱい置いて、水も置いてクーラーを全開にしてあります。
明日は11時から業者さんに来てもらってお葬式をして、火葬後、共同墓地に入れていただきます。
いままでありがとうと言う気持ちでいっぱいです。
今日と明日は暗いBLOGになります。ごめんなさい。

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