どうも九州・沖縄・山口のJNN8局が持ち回りで作る番組らしいんですが、RKK放送テレビ製作分のされたドキュメンタリーがいま放送されてました。
今回は第27回放送「もったいない食堂」(D:中村レン)
例えば生育不良のにんじん。
足が食いちぎられて6本しかない蛸。
加工されたけど不良在庫となった冷凍の魚たち。
変わった食材にこだわっているわけではない。
有機無農薬野菜にこだわったものを中心にたべものを出しているんですね。
その食材のほとんどが流通させることができない規格外の商品。
人間の勝手で操作された食品ではなく、生産者が「安全なものを作りたい」という思いで作られたものばかり。
料理のメニューはその日の朝に届いた食材で決まる。
料理にあわせて食材を調達するわけではない。
そしてすべてにまんべんなく手をかけて工夫して料理をつくる。
ビジネスよりも安全を優先したこのオーナーさんは36年間外食産業で成功を収めてきた人らしいが、ある事を境にもったいない食堂を開店させたらしい。
ビジネスモデルとしてはまだ不採算事業のようだ。
先日、旧鹿本町の水辺プラザにあるのパイキングレストランに行った。開店時間には長蛇の列をなすほどの人気バイキングが有名なレストランである。
ただしここはただ単に「いっぱい食べさせる」ことが目的のレストランではない。地元でとれた安全な食品を地元の人たちが調理して出しているのだ。
最近地方で流行の“地産地消レストラン”である。
水辺プラザのレストランは低農薬というだけではなく、流通コスト削減という点からしてもまさにエコと採算性を両立させた成功例である。
この2つのビジネスの決定的な違いはなんだったんだろうか…。
もったいない食堂。
絶対行ってみたい店なのである。
■もったいない食堂
096-379-6120
熊本市良町1-8-5
旧浜線田迎セブンアンドワイ向かい