まずは、夜行バス「不知火」号で名古屋を目指します。
夕方の三里木駅歩道橋
熊本駅の3番バス停乗り場から、不知火号に乗れるのだが、この３番乗り場は熊本駅から出て、右奥の方に歩かなければいけない。雨の日などは不便だなぁ。
早くついてしまい１時間ほどボーっとしていたら、不知火号が来た。
バス停で、バカ騒ぎしていたグループが二組いたので、席が離れてることを祈るのだが…。
バスの中は３列シートで、アイマスク、ネックピロー、毛布、ヘッドホンが座席に置いてあり、車内放送は下関付近まで続いていた（最初テレビ放送されていたコナン劇場版が突然切られて、ＤＶＤのflowersが始まり、睡眠を誘うｗ。
うるさいグループの一人が「今からそっちくるけん」とバカでかい声で電話を始めた。終わったと思ったら酒盛りだ。まぁ下関を越えてＤＶＤ停止＆消灯になるまでだったので、遠足ハイだったのだろう。自分もグループだとそうやって迷惑かけてるかもなので、ここまでは微笑ましいものであった。
そのままの姿勢で寝られたので、しばし寝てみた。
２時間ほどで目が覚める。
静まり返ってたのもあり、シートを倒してまた寝てみた。
「カッカッカッカッカッカッ」と音がする。
最初の数十分は、何事かわからず、「うるさいな～」と思いつつも目をつむってた。
やがて「カッカッカッテッテッテッ…ゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリ」と音が巨大化する。
なんと音源は、私の右側の人だ！しかもあのバカ騒ぎグループの一人である。
しばらく考えてみたが、これがあの、噂の“歯ぎしり”というやつだと確信した。ほんと鋸のような不快な音があたりにひびきわたる。バスの騒音なんかより数十倍不快である。
仲間の人たちも起きているのだが、揺すってやろうともせずまた寝てしまう。大手自動車メーカーの名前を出してバカ騒ぎをしていたので、上下関係でもあるのだろうか。
３０分ほどで１０分間くらいはこの歯ぎしりを繰り返しやがるので、もう寝れたものではなく、かといって生理現象でもあるので、私がなんか言えるはずもなく、悶悶とした時間を過ごした。
そんなこんなで、やがて６時になる。
すると今度は後ろの方で、携帯アラームが鳴り始める。
これが４５分間。延々と止めようとしないのだ。
ズッズッジャッジャッズズッジャッジャッ♪
最後には心地よくなったかと勘違いするほどだった。
そして波乱に満ちたバスも名古屋に無事到着（つづく）
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