地域猫問題について考えてみる

大して脳みそが機能してない私でもちょっとは考える。

地域猫・・・いわゆる野良猫。野良猫との決定的な違いはその呼び名だけである。食事はゴミ漁りや近所の人たちがいわゆる“外飼い”をする。

昨今よくネタになることがある。

地域猫にエサをやることは、不幸な猫を増やすことだからよくない。だからエサをやらない。

これは是か非か。

私個人の意見。

んなこと言ってるのはただの偽善者だと思う。

目の前に食うや食わずやでお腹をすかせてこちらを見ている小さな命があるのに、なんでほっとける?目を瞑れる?

まぁ確かに他の人の目があればエサはやらないんだけども。それはあくまで世間体。それだけです。私の場合。

こんなことをホザく私みたいなのがいると必ず言われるのは「じゃ猫を保護できるの?面倒を死ぬまで見れるの?」といヒトタチ。

これもまた偽善である。

その時に必ず言うのは「ではアナタは年末に募金をした後、貧困世界の子供の保護をしますか?え?学校の先生になってやるん?ん?どうなのさ!」。

目には目。

刃には刃である。

自分もその程度のレベルに合わせてモノを言ってさしあげるのである。

私ら“ヒトリ”の人間は、今、すぐそこに、目の前にある、救える命があるならば、救ってあげるのが本来の姿ではないんですかね。

不幸な動物たちを減らすために私たちが出来ることは、単純に地域猫たちを飢え死にさせるのではなく、すべての犬猫が平等に避妊治療を受けられることにすることが最善だと思うです。

“尊厳を無視するのか”という意見はありますけが、現存する命を最大限に大事にし、新たな不幸な命が生まれないようにすることが一番大事だと思います。

もちろん自治体の金使って無料にしろなんてことはいいません。

飼い主に負担させるのは当然です。動物を飼うということは、ひとつの命を左右するだけではなくて、責任を負うということです。

捨てたり、ワザと逃がしたり、少しずつ痛めつけて殺す人がいます。(=>>ペットボランティア)こういうことは罪であるということを意識させるため、厳罰を制定してほしいわな。

地域猫たちの避妊治療をするために全国をまわっている先生がいます。地元の動物福祉に携わる人たちと協力しながら、彼は移動手術車を作り全国をまわっていました。

自治体からの補助金を不正に受け取って懐に入れているヤツも多いというのに、こういう活動をしている人たちもいるんです。

さて。

なんでこんなことを書いたかと言うと、先日のニュースのこともあったけど、さっき子供を産み落としたばかりのようなびしょ濡れの雌犬(陰部下垂、腹部痩萎の状態)が家の庭に逃げ込んできたんです。人を見ると一瞬躊躇って逃げていくので、間違いなく人に脅えてています。たぶん役場に電話されて捕獲されてしまうと思うんです。

この雌犬が庭に来て、出て行くまでの数分間、いろんな過去の思いや討論が頭を横切っていきました。私らにはこの雌犬を救うことは(生活的に)できません。でも子犬が近くにいたら保護して貰い手を捜してあげたいと思います。

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