バッシング上映決定

なぜこのような優れた視点で描かれた映画が上映されなかったのか。

テーマが重いからという表向きの理由はさておいて、私ゃ“行政にコビた報道”のせいだと思ってます。

イラク人質事件で“自己責任”だの“自殺行為だ”だの“家族も同類だ”だのくだらないことを言ってる政治屋とそれをバックアップしたマスゴミ、またその情報の本質を見極められない現代社会。

まさに悪の狂騒曲だった。

題材となったあの女性だ。今も息を潜めて暮らされているのかな。帰ってからの方が辛かったってコメントが当時出てました。

“戦争を見てくる”と行って、巻き込まれたアンポンタンと彼らを一緒にしてはいけない。

あの時も書いたけど、彼女は“人道的支援としてボランティア”で現地を訪れたのだ。(ただ1人はフリーカメラマンだったと思うので彼は・・・)

国連という名のアメリカそのものにコビを売るために多大な金と人の命を弄んでるのがニッポン。今にはじまったことじゃないけど。

今となればあれが“間違い”だったことは誰でも理解できているはず。

え?できてないの?

ったく。そんなもんかい。

もし危険地帯への災害ボランティアが非難されるのなら、私のように阪神の災害後二次災害の恐れがあったのにボランティアに行った人間も犯罪に巻き込まれて公的機関によって助けられたら責められたんですかね。だったら人助けなんか絶対しなくなるよね。だってバカバカしいもん。募金に金だけ出して終わりよ。

別に人に褒められたくてボランティアするわけじゃないけど、家族に嫌がらせされるほどバッシングされるいわれはないハズだ。しかも一方は公的な場でバッシングし、バッシングされた方は同等の場所でコメントすら発表できないという状況でだ。

実は私たちがしていた動物保護ボランティアもハイヒールのリンゴちゃんにラジオで非難されました。

“犬なんか保護してどないすんねん!困ってる人がおるやろ~っ!”てね。ちょうど三ノ宮からの帰りにラジオを聞いてて涙が止まらなかった。

実際には動物保護だけじゃなくて最初は食料とか配布してたんです。でもみんな自腹で金銭的な負担が大きかったことや自衛隊が派遣されるという情報があって完全に動物保護ボランティアのみに移行しました。

その辺の経緯も説明せずにあんなことを言われたらショックなんてもんじゃないす。本当に悔しかった。

話を戻します。

バッシングした政治屋もコビを売ったマスゴミもコントロールされた報道を信じて正義感ぶって家族に嫌がらせをしていた人たちもみんなみんな同類ですね。当時の報道を振り返って反省している記者さんのBLOGも見ましたが今もちゃんとあのことを覚えている人がどれほどいるんでしょうか。

傷つけた人間は忘れてるんでしょうが、傷つけられた本人や家族は一生その重荷を背負って生きていくんです。少しでもこの映画でその重荷を減らすことができたらいいなぁ。

まだイラク戦争は終わっていない

ゴンのスタンス

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