NOEL ノエル

同題の泣きの洋画がありますが、こちらは邦画です。

あの平良とみさんが殺し屋に?!

おととしの年末に話題になってたあの映画がGyaOに登場です。

ってなんか宣伝みたいやな(^-^;

全編沖縄風味でコメディタッチ。

かなり好きなイロ(路線)です。

とみさんことかほるさんは、若かりし頃、徳太郎ことタローさんに恋をしていた。

その恋路を邪魔したエイ。歯が1本だけ黒いのが特徴だ。

それから50数年後、いつも人に好かれるエイはモテモテのばあさんになっていた。70を過ぎたかほるさんはいつもかやの外。そして思い出の煎餅によってエイに殺意を抱くのである。

そこへやってきた殺人請負会社楽園のワイルドな女性勧誘員。「棺おけに足を突っ込んでいる今“コロシ”のチャンスがやってきたのよかほるちゃん♪」と誘います(アホな米兵トリオもいい感じ)。

株式会社楽園はヘブンビル7階。ベッキーが受付係として座っていた。ベキ子工場長はやっぱりカワイイよねぇ。うんうん。

それでは入会の申込。

殺したい相手の名前「海中エイ」(サザエさんかよ)

動悸じゃなくて動機は「おせんべい」。

入会を完了すると半年以内に「死亡証明書」を持ってキテくれるらしい。しかも安心確実な後払いで消費者にも優しい。ただし支払いできないと“自分がターゲット”にされるそうな。なんと合理的!

しかし、ハナシを聞いているうちかほりちゃんは「エイを直接殺したくなったから殺し方を教えて!」と言い出す。そして現れた指導係のスナイパーはなんとタローさんにクリソツ!今度は本当の動悸がはじまります。このスナイパーミカサは恨みを買っているらしく誰かにも狙われています。

ファニーな出会いとともに現れる適性検査の数々がまたあやしい。瞳孔を開く目薬や、殺人適正検査機。そして殺人を諦めるように説得してるのかと思いきや「ちゃんと意味のある殺し方をしよう」というお説教だったりして。しかも料金は美人でもない年寄りだから格安らしいです。

訓練中かほりちゃんとミカサの鼓動がクレッシェンドしながら共鳴しだしてしまいにゃビルの屋上でハート型になっちゃったよ。

そしていよいよ決行の日。

エイはひとりで公園でハトにエサをやっている。

民族衣装みたいなのを着たかほりちゃんは公園に面したビルの屋上。

せんべいに貼り付けたたろーさんの写真の首飾りを置いて準備に入ります。

弾を撃とうとした瞬間エイはベンチで倒れる。

そしてミカサはなにものかに撃たれてしまった。

物陰に逃げる二人。

実はかほりちゃんは撃っていなかった。

たった一発だけ用意していた銃弾。その残る一発で2人の逃げ道を確保した。

前半のストーリーではエイがタローさんとかほりちゃんの間を邪魔していたとなっていました。でもエイはそれを気にしていたらしく「ちゃんとかほりちゃんの気持ちは伝わっていたとかほりちゃんに知ってほしかった」と歌として気持ちを残しています。エイの死後、その気持ちを知ったかほりちゃんは墓前で許しを請うて泣き崩れるのでした。

実は楽園という会社は、末期状態の患者の情報を元にその患者を殺したいと願う人にツケこんで、「殺して差し上げますよ」と金をせびる会社だったのです。

つまり殺さなくても勝手にターゲットは死ぬ。だから半年間というロングスパンでの請け負いだったわけです。

エイも実は死ぬ間際で、それを元に調査した結果かほりちゃんがひっかかってしまったわけです。唐突にあの勧誘員が来た因果関係がこれでスッキリしました。

つまりミカサは本当は殺さない自称スナイパーだったワケです。

そしてそのミカサを恨んでいる人物によって勧誘員もフロントのベキ子さんも消えてしまったかと思われました(実際はエンディングで出てきますがアンポンタン男と南の島へ旅行に行ったのでした)。かほりちゃんとミカサはその男に説明をするため病院を抜け出します。

ミカサを恨んでいる人物は、自分の妹が死んだことをミカサによるものだと信じ込んでいるのでした。でも実際には脳腫瘍の末期状態でそれをネタに殺人請負を装って楽園は金儲けをしていたんですな。

追い込まれたみんな。

しかしそこになぜかあの勧誘員がRh-の血液と銃を持って参上!(なんか意味あんのか血液は。

結局ミカサの機転によって難を逃れてエンディング。

この映画、エンドロールもしっかり見てくださいね。

かほりちゃんはミカサの杖になることにしたそうな。

「徳太郎さんには悪いけど私恋をしちゃったみたい♪うはっ♪」

新しいノエルはミカサになりましたとさ。

めでたしめでたし。

でも最後に「to the next」って出たんだけど。。。

しかし邦画ってのはいいよね。

確かに外国の映画もいいんだけど畑が違う。独特の時間軸と観点がそのすべてを演じていると思う。これを「日本の映画はダメだ」という論調に簡単につなげてはいけないと思いますね。

立派な日本イロですよ。

【あなたのノエルはなんですか?】

ちなみ私が好きな「親指ウォーズ」とか、前に気になってたニコールキッドマン主演の3時間映画「ドッグヴィル」それにドッグヴィルのメイキングもGyaOの映画カテゴリに置いてありますよん。

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