患者側から見た増殖網膜症(一部訂正)

私は去年糖尿病と診断されて、治療をはじめてまもないころに目の異常が現れました。(ちなみに治療をはじめたから目が異常になったのではなくて、過去の累積によって、たまたま治療をはじめた時に現れたのです)
網膜症の初期段階の人が「増殖網膜症まで進行するとタイヘンですよ」と眼底写真を見せながら先生に言われてもピンとこないことが多いと思います。「じゃあその血管がどうなるの?」って思った人もいるでしょう。
糖尿の血液によって網膜の血管が詰まって、新たな活路を見出そうとして勝手に硝子体の中に出来てくる新生血管は、非常にモロいため破けやすいのです。これが破けるまでには何段階かあるのですが、私は去年の秋に右眼が出血し、そのままレーザー光凝固手術を両目受けました。そして先日左眼が出血しました。右眼の時とは違いほぼ中心で出血したためほとんど見えなくなってしまいました。
今の左眼の状態です。
ボヤけているのは血液が硝子体に混ざっているため、薄い黄色~ピンクに濁ってます。白い蛍光灯を見たりすると色がはっきりわかりますね。視野としてはさっき書いたようにモニターの方向を見るとキーボードが下にあるのは見えますがピントを合わせたりすることは不可能で判読はできません。上から伸びている黒い線は血管らしいです。前髪を伸ばしていた時のようにいっぱい見えてキモいです。(毛じゃないよ
ちなみに赤丸の「字が読める範囲」ですが、“本来ならば字が読める範囲”という意味です。いまはまったく読むどころか見ることさえままなりません。
先生にもらった目薬をさそうとして気がつきましたが、蛍光灯に向かって目を向けると、出血のあとがかなりハッキリと見えました。ちょうど指みたいな形に出血してますねぇ。身震いするほど恐かったぁ~。早く出血が引っ込んでくれるといいなぁ。
去年なった右眼の出血を説明したのが下の画像です。
A図。焼肉食べ放題を食べた翌日の朝とつぜん右眼の前に黒いピーナッツが現れました。目を動かしたらそっちの方向にピーナッツも移動するんですよ。目のゴミかと思いましたけどどうしようもなく理解不能でした。
B図。気がついたらピーナッツは消えてました。でもなんか違和感。パソコンの上にあるライトを見たらなぜか赤いんですね。よくよく見てみると赤いカーテンがかかっているかのようでした。時間が経つにつれ赤いカーテンはどんどん下がってきます。
ここで隣町の眼科に行って、診てもらいましたが「この状態ではどうしようもない」と言われ、今通っているその筋では有名な博士ドクターがいる眼科を紹介されたのです。そしてレーザーを撃って撃って撃まくっていただいて現在に至るわけです。
そうそう。赤いカーテンの理由。
図で示すとC図の通り、目の構造は鏡像になっているため、眼球の下部に溜まり始めた血液が鏡像であるがために上からカーテンとなっておりてきたように見えるのだそうな。不思議だよね~。カメラも似たような構造になんですってよ。これまたびっくり。

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