本日午後をもって新幹線０系の最後の営業運転となるそうだ。
マニアの名を騙るフーリガンはもってのほかだが、やはり行きたいと思うのが元鉄道マニアとしての本音だ。
最後に乗ったのは確か１０年くらい前だったろうか。
「０系新幹線が無くなる（東海道）」ということがニュースになった時、ちょうど仕事で防災センター要員の資格をとるため、当時新設されたばかりの広島へと出張受講することになった。その時に指定したのが４両編成の「０系こだま」であった。バネが飛び出すんじゃないかと思うほどにモッコリしたそのシートは、子どもの頃のものと同じようだった。実際にはリニューアル車両なはずのでオリジナルシートは張り変えて一般の気動車などに移植されてたはずだけどさ。
>>０系新幹線電車 by wikipedia
>>ありがとう0系新幹線スペシャルサイト by JR西日本
>>0系新幹線×馬場俊英
新幹線の思い出はいろいろあれど、もっともインパクトがあったのは、８歳くらいの時の伊勢神宮方面への読売旅行のツアーだ。
当時は団体旅行というのがブームだったことを最近知ったが考えてみれば毎年どっかに行ってた。だから熊本や八幡には毎夏来ていたのでＪターンする時も大した抵抗はなかった。
この時のツアーの最後は新幹線で東京入りとなっていた。
私ら家族がみんなと一緒に階段を上がろうとした時、参加者のおばあさんが辛そうだということで当時まだ元気だったうちの親父が背負って階段を登った。ところがおばあさん。白いものをフッと吹いた後、気分が悪いといい座り込んでしまった。
「救急車を呼んでくれ」「ツアーを中断しよう」「新幹線を待たせてくれ」など意見が飛んだが結局、私たちはなにもすることができず、後ろ髪を引かれたまま新幹線に乗り、車窓からご家族を見守ることとあいなった。
そして発車。
後日ご家族からお礼の連絡があったそうだ。あの後おばあさんは運ばれたがそのまま亡くなられたそうだ。
個人のために鉄道を遅らせたりすることができないということを８歳の時に知った。
伊勢神宮に行った帰りの出来事は忘れない。たぶん今の自分の思考にも大きく影響してる。
http://jp.youtube.com/watch?v=AejvwP2sxzo
やっぱ新幹線はこれだね。
