猫田公園

とある町のとある公園。
「猫田公園」と呼んでいるところがある。
この公園は国体会場になっていたほどのところで県下でも有数の運動公園である。
ここには、春と秋に猫がいっぱいいる=それ以外の時期はほとんどいない。
その理由は駆除されてしまうからだ。
悲しいよ。


でも理屈を言ってもしょうがない。
野良ちゃんたちが繁殖し、かわいいからと無責任に餌をやる人がいるし、猫田公園には捨てに来てる人もいるだろう。またさらに繁殖をしていたら加速度的に猫のたまり場となってしまうだろうし。
最近では、愛猫者と嫌猫者そして公的なところの意見もくわわり、共生を目指した“地域猫”という考え方が一般的になってきた。
>>地域猫 by wikipedia
猫の尊厳について語る人が多いが、私としては野良に餌をやってそのあとは何も責任とらない身勝手な自己満足な行為“外飼い”の方がよほど猫にとっては大迷惑なことだと思う。
餌をやるからには管理をすべし。これが私ら「動物好き」を名乗る人間が一般の人からコンセンサスを得ることができる唯一の選択肢だと思う。だから5月にもあのようなことをしたわけだ。結果は残念ではあったが・・・。
さて。
今日は、すたみな太郎で食べすぎため、ウォーキングのために猫田公園に行った。
若い三毛の母猫と5匹の子どもたちのファミリーと出会った。

いつもの場所に車を止めて外に出ると、草村から一斉に全員が飛び出してきた。
人間を警戒する様子がない。
私が公園を一周し20分ほどで戻るとまだ猫たちは遊んでいた。
縁石で一休みしていると、母猫が私の膝に乗って来た。
なでてやると、手をムニムニと愛情表現をしてくれる。

まだ2歳くらいの若猫だ。ごともたちも3~5ヶ月といったところで幼い。
母親はきっと人に飼われていたのに捨てられたんだろう。
人が恋しいのだとすぐに思った。
やがて子どもたちも回りに群がり私の背中で遊んでる子、草の影に猫パンチしてる子、じゃれあってる子など自由奔放である。
彼らの行く末を考えるとたまらなくなり、振り向かずに公園を後にした。
オレはなんてズルイヤツだ・・・。

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