ファミレスの接客レベルの低下

最近、物凄くこれを感じるわけだ。
簡素化して価格を下げたり、シートピッチを狭めて収容数を増やしたり、エコと称して窓側も一緒くたにた空調設定の平滑化など、これはまぁ当たり前というか許容範囲。逆に経営からすれば当然のことだろう。
今日、某所にて九州では知らない人はいないほどのKの井ホテルグループのファミレスに行ってきた。
その九州最果ての地にあるファミレスは農業の人が多いからか、掃除をこまめにしているようだ。


玄関を入って1メートルほどの誰もが直視するところに業務用掃除機が鎮座している。
そしてその掃除機の隣では食事をする人の姿が見える。
いや~実に合理的だ。
客が粗相をしてもすぐに掃除できるようにしてるんだね。
【お客様の目に付くところに掃除機を放置してはいませんね。さらに輪をかけたのが掃除機の真横にお客様に食事をさせるようなことをしてはいけません。田舎のドライブインの食堂じゃないんです】
さて。
話は戻り、私らが店に入ったのが8:20頃のことであった。
お客様はだいたい10人程度。ちょうどモーニングのピークが過ぎた頃か。
スタッフがいらしたので「禁煙席でお願いします」と言ってみた。
静かな店内では、スタッフは一言も言葉を交わさずに無言のままで着席できる。
いや~素晴らしい。
他のお客様の邪魔にならないように静かにジェスチャーでしてるんだね。
【接客がなっていません。“メニューが決まりましたら・・・”もないですし、“いらっしゃいませ”は商売としては基本中の基本】
着席まではものの数十秒のこと。
着席後、2分ほどしてメニューも決まり、手元のチャイムボタンを押す。
「ピンポ~ン」
やがて「ピンポ~ン」「ピンポ~ン」「ピンポ~ン」と温泉卓球会場かと見回してしまうほどに、賑やかになった。
もちろん私一人が押してるはずもなく、複数のお客様が押しているわけだ。
いや~素晴らしい。お客様の指を鍛え、なおかつ精神をも鍛えてくれてるんだね。
【説明は不要だと思いますが、呼び鈴が鳴らされた時点で“かしこまりましたしばらくお待ちください”かせめて“はーい。お待ちください”だけでも声を出すべきですね】
3分ほどした頃。
静かな店員のお姉さまがやってきた。
いや~素晴らしいほどに無言。サイレント。
彼女はきっと3分前からタイムスリップしてきたに違いないね。
【無論、無反応のまま3分も待たせてフォローなしは禁則です。簡素でも“お待たせしました”の一言は必須です】
注文して数分後、目覚し設定で1つ追加していた、8:30分の携帯アラームが鳴った。
しばらくすると、軽快ないつもの9:00の目覚ましのアラームが鳴った。
私のケータイはauなので自動調整となっているので時間に間違いはない。
【ケータイの時間合わせは自動で便利だというわけでもなく、レギュラーメニューをオーダーしたならまだしも、モーニングで30分も待たせるのはどうかと思います】
しばらくしてのこと。
どうやらスタッフの女性らしき人が玄関から入ってきた。
今日、はじめて聞いたスタッフの言葉「いらっしゃいませ~♪」いや~実にゲンキがよろしい。
スタッフ同志では「いらっしゃいませ~」というのが挨拶なのだな。もちろんお客にはサイレントで。
いや~素晴らしい。
設備簡略化の波は、とうとう従業員用出入り口をも無くすというとこまで進んだわけだ。
【大都会のテナントビルにでも入ってるならまだしも、従業員出入り口のようなものは駐車場側に見受けられなおかつ工事をしているようにも見えなかったわけで従業員が客席側から出入りしているのは日常的であると判断できます。お客様には無言でも、同僚には仕事してるフリというのもセルフチェックが働きにくく最悪の状態】
追記
「わかりにくい」と言う方がいましたので“【】”で文を追記しました。
ウェイトレスのおばはんお姉さんについては、当然、他の憤慨を露にしていた他の客が本社にクレーム入れてると思いますが、私ゃそれよりも指導係りと管理体制について物凄く気になるわけですわ。

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