八幡のおばちゃん

昨日、旦那さんから電話があった。

先月亡くなってたんだって。

お袋の姉、私から言うと伯母ちゃん。

もう70くらいだったんだけど、子供の頃からいつもトークはオブラートに包まずガンガン言うタイプのおばさんでした。けっして口やかましいんじゃなくて、なんか怒ってる~と思って顔を見ると、笑いながら怒ったふりをしているようなそんな優しくも楽しいおばちゃんでした。

いつもロングの黒髪をなびかせてたお洒落なおばさんでした。昔としては珍しく車好きな女性だったです。看護婦さんを長いことしてたらしいですが、私が会うのは年に1回の帰省の時くらいなもんで、中学までの頃のお話。

お袋の兄弟は4人。姉が二人に弟が一人。

お袋は、東京にいたもので蚊帳の外だったんですが、私から言うおばあちゃんが亡くなった時、兄弟で遺産でもめてしまってお互い連絡を取らなくなって20年近く。

お袋は当時から入院してたもんだから連絡をとることもできず気をもんでいたわけです。理解できていたら結構ストレスだったと思う。

そんなこんなで昨日、電話が来ました。

「何で連絡くれなかったんですか?」と親父が尋ねたら、「本人の希望で誰にも言っておらず家族だけで密葬した」ということでした。なんか宗教でもしていたのかそれともおばあちゃんのことでの蟠りがそうさせたのかは聞くこともできませんでした。

先生や私ら家族で話し合った結果、これ以上お袋に負担をかけるようなことはよくないということで、伯母ちゃんの死は伝えないことに。。。

ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。

この年になってまたひとつ親に嘘をついてしまいます。

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