カネミ油症は終らない2006秋

今年の3月20日の「カネミ油症は終わらない」、4月18日の「カネミ油症は終わらない[追加記事]」で書いた続報です。

【修正しました】ここに掲載していたニュース引用とサイトへのリンクは外しました

少しでも被害者のみなさんの苦しみが癒えることをココロから願います。

なんで私がこの追っかけ記事に注目していたか。

それは、私が子供の頃、皮膚が黒かったからです。しかもその黒いのは全体ではなく、首、腕、股間など部分的なものでした。今は黒い部分はほとんどありませんが皮膚の表皮形成がおかしい部分があります。ただこの年になるとシワだかなんだか見分けがつきません。若い頃は人と風呂に入るのも嫌でした。幼児期~小学校低学年まで東京にある数多くの大きな病院で調べてもらっていたのですが原因は不明。皮膚以外に異常が無かったこともあり、「成長&経過を確認する」ということに決まったんだそうです。医療的な問題はこれだけ。ただ丸ノコみたいな機械で皮膚の一部を切取られたた時の痛みは今も忘れません。

私はこの黒い皮膚によって小学1年生の頃「ズル休み」とか書くのも嫌な言葉でいじめを受けました。その後の私は身を守るため登校拒否になり凶暴化。

それらの事が人生を大きく変えたというか、マイノリティな人生を歩む原因だったかもしれません。でもエスカレーターな人とは違う人生を歩めたことに物凄く感謝してます。楽しい人生でした。って遺書かよ(^^;

話が飛びましたが、このような経験もあり私はカネミ油症の第2、第3世代の人たちの苦しみを他人ごとには感じられないのです。私の小児期の皮膚異常は原因不明でありカネミ油症の被害者や子孫の方々と同列に語ることはもちろんできません。

心無いorこの事件の経緯を知らない人たちは法案が通って免除される人たちを悪く言うかもしれません。でも彼らは被害者であり「仮払金」は治療費や苦しみの中での生活費として払われたことを決して忘れないでください。後で“和解”となったがためにその治療費を債権管理法をたてにして国は逆に取り上げようとしているのです。それが明らかに人の道に反したことだから、こうやってみなさん活動されているわけです。

いつものごとく偉そうに書いて恐縮ですが、また今も2世3世の子供たちまで健康被害が出ていること。これも決して忘れてはならない、目に見えている事実なのです。

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