手術に向けて「決心するまでの長い日々」

さて。

私。平気で毒を吐いたり、悪態をつくし、敵も多いんですが、実は物凄く怖がりで弱くてどうしようもない人間なのです。だからこの現実を受け入れるまでにはかなりの苦悩がありました。

実際の問題としては3つのハードルがありました。

1つ目「治療費」の問題。

私はこの人生でたった一度だけ人の保証になってその保証人倒れで多額の負債を抱えて手術代が心配だということ。

これについては、私は国保なので72000円以上は高額医療費として還付されることと、本来は自分で全額支払うべき治療費も手続きをすれば、高額療養費として還付される部分は町と病院とで委任なんとかという制度でやりとりしてくれて、72000円だけ払えば済むそうです。ただし食費や差額ベッド代などいわゆる自己負担分は当然自分での支払いです。

2つ目「仕事」の問題。

私は契約社員という形で自宅で仕事をしています。嫌いな言葉ですが格好よく言うと「SOHO」となります。客先には直接行き、書類やミーティングの時だけ会社に行きます。

現在、新しい商品開発をしていて、これは私だけにしかできません。私が企画して設計し、システムの構築や納入、サポートまですべてしています。入院=仕事が止まり収入が発生しなくなるのです。しかも今、入院すると競合他社に出し抜かれる可能性もあるのです(実際に前にあった。

これについては、システム構築のアウトラインはできあがりスタートされせて様子を見ているので、あと1ヶ月もあればプログラムも完全にできあがります。ここまでくれば後は入院中はバックオーダーという形で対応できるので問題はありません。

そしてい3つ目が「不安」。

私は16の時に暴走する宗教家の自動車に追突され巻き込まれるという事故にあい、記憶喪失になるほどの経験をしました。その時に検査のための大動脈付近の手術をしたのですが、全身麻酔が途中で覚めたのです。あの時の自分の声にならない叫び声と痛みは今でもしっかり覚えています。つい最近までは「笑い話」で済んでいた経験だったんですが、またあの時のような恐怖がと思って不安になってしまってました。

これについては手術は全身麻酔を予定していただいてたことを知ったのと、現在の全身麻酔の技術は進歩していること、そして一番肝心の開き直りの部分が出てきたのでだいぶ克服できている気がします。

さっき書いたように今のところ視力があることと、糖尿のコントロールができて1年以上経っていることもあるという前提があったので、先生とも“毎週外来で診察し、自宅で異常が出たらすぐに病院に来る”という約束をしての手術を延ばし延ばしにしているわけです。

そんなわけで、仕事さえ片付ければいつでも入院OKのココロになってきました。もうまな板の上のチャーシューなのでございます。

まっ実際には自分で手術入院を(勝手に)予定しているまでの期間の途中、用事も入れてあるんですよ。ただそれはあくまで都合のいい予定であって、“何か”があれば手術が最優先なのは言うまでもありません。

自分で希望している手術入院の予定日まで、あと後43日。

(ただし6日の診察で悪化が見られた場合は早まります。

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