ちょっと頭の切り替えが必要だったので30分ほど時間をとりまた続きを読んでみた。

【ネタバレ注意】これは読記です。見たら内容を把握してしまう恐れがあります。ご注意ください。

兄の自殺を食い止めることができる時間であったことに気がついた信次。

死んだ兄を最後に見たのは夕食前だったことや、父との喧嘩の内容を思い出していた。やはり進学のストレスやスタンスの違いなど意見の相違が兄が家を飛び出した主な引き金であったようだ。

信次は必死に“年下の兄”を探す。

公園、食堂、映画館・・・パチンコ屋でやっと見つけた見覚えのある姿は今の信次にとっては思いのほか幼さの残る少年だった。

“弟”であることを言っても逆に興奮させてしまうことを懸念した信次は、親戚のおじさんを匂わせつつ、兄と会話しながら、自宅へと送り届けた。

兄は家に帰る“きっかけを待っていた”。

もしこのきっかけが“あの時”にあれば、自分たちはどうでもいいが母親は30年間も苦しみ続けることは無かったのだろう。

“兄を救った”そう想い、信次はまた新中野駅の階段を下りると当時には存在しない永田町駅へとたどり着いていたのだった。

家出って私も小さい頃よくしてました。友達の家に泊めてもらおうとしても、相手の親御さんは既に察しがついてるんで追い返すわけで、結局、疲れ果てて家に帰るんだけどね。ビニール袋に貯めた1円玉をいっぱい持って友達の家を「泊めて~」と歩いたこともあったらしいです。まったく記憶にありませんでしたが、ある日幼馴染に言われて“俺ならありうるなぁ”なんて思って笑ってました。

小さい下着メーカーの営業をしている3人の内の一人が信次。それと20年来の付き合いとなった経営者。能力を生かせていないデザイナー兼事務員の「みち子」がいる。この会社は閑散とした地下鉄ストアの一角にある。経営者やみち子に“不思議な体験”を話すが二人とも疑うことはなく親身に心配していた。

身寄りのないみち子と中学2年生と小学生の子供がいる信次は不倫関係にある。都合のいい恋人同士だ。

そして30分が過ぎたので現実世界へと私は戻った。