地下鉄(メトロ)に乗って

10月21日ロードショーされる「地下鉄(メトロ)に乗って」というなんか気になる映画があります。

原作は鉄道員などの浅田次郎さんの同名小説。

地下鉄へと続く地下道を歩く主人公。「父が倒れた」と弟からのメールに思いをはせていると、小さい頃に父と喧嘩して飛び出したはずの兄らしき影を見る。影を追いかけるとそこは昭和39年にタイムスリップしていた。過去を変えたつもりで現代に戻った主人公。今度は彼女とともにタイムスリップしてしまう。昭和21年だった。そこで見たのは戦後の闇市で必死に生きるまだ独身の父と母の姿だった。。。

>>「地下鉄(メトロ)に乗って」公式サイト

>>オフィシャルブログ

※公式サイトは公開まで随時更新されるそうです。

私の両親は、北九州の皿倉山という今では夜景が有名なその山で知り合いました。NHKの電波塔を建てる工事の現場で、親父は18で高校を出て一級建築士の免許を取り、大手ゼネコンに入りそこの現場監督。お袋は地元採用の事務員(爺ちゃんが製鉄所の職員で婆ちゃんが横で雑貨屋してた)。

小さい時に写真を見せてもらったのは、親父はタモリさんみたいな髪型にキャッツアイの黒縁サングラス、お袋はスカーフを巻いた笑顔。二人ともモノトーンのトレンチコートを着ていました。

今となってはもう聞くこともできませんがきっと素敵な出会いだったんだろうなぁ。

私は池袋線界隈で生まれ育ち、親父の勤める会社が平河町にあったこともあり有楽町線が一番使っていた地下鉄なのです。毎週日曜に永田町の演劇スクール(っても社会党の会議室を借りた教室)まで通ってたんですが、永田町駅って最初は有楽町線だけだったのに、あとからいろんな線や駅がくっついて巨大化していきました。有楽町線だけの時でも地下道探索とか楽しかったです。

>>東京メトロの永田町駅案内図

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