ホームページで表示する画像は

たまにはそれらしいことも書きましょうか。

一般にデジカメで撮影した画像をそのままweb上で使用するにはサイズがデカ過ぎてユーザーフレンドリーとはほど遠いものになります。

ですから画像を加工する必要がでるんですが、実際にはどうしたらいいんでしょうか。

まず要点。

画像のファイル容量。

パソコンで表示する場合の時間は、例えば100kbの画像を表示させた場合は、アナログモデムの28.8kbpsですと40秒もかかります。ISDNの64kbpsで20秒、ADSLの8mbpsですと0.25秒ですね(すべて計算上での話し)。

携帯電話の場合は現在はキャリアに関係なくJPEGに対応しているのですが、iモードのちょっと前の機種ですとまだ5kbまでという制限が残ってたりします。一番多いのは50kbまででしょう。

画像のサイズ。

アクセス解析によればクライアント環境で一番多いモニター解像度は1024x768です。

この場合、Microsoft Internet Explorerのデフォルト幅サイズは750ピクセルしかありません。

ホームページのデザインを1カラム(1列)で作っていてフルで表示させるなら750ピクセルでいいですが、普通は2カラムとか3カラムですから、当然それ以下になります。大きくても640ピクセルくらいが妥当でしょうか。実際には小さい画像を軽く表示させといて、大きい画像にリンクさせておくのが優しいサイトになります。

画像の解像度。

プリント用は300dpi以上ですが、ホームページ用は72dpiまで落としていいです。その理由は実は一般的に使われているCRT(パソコンのモニター)は、72dpiしかありません。つまりそれ以上の解像度にしても補完されてしまうため意味がないのです。

これで同じ画像サイズでも解像度を300→72に落とすだけで1/4以下まで画像容量を減らせます。

JPEG画像は、実は生の画像ではなく、圧縮をかけた画像となっています。ですから、加工時に圧縮率を低くすれば綺麗ですが容量は大きく、圧縮率を高めれば画質はかなり劣りますが容量は小さくできます。この圧縮率の調整量はかなり幅があって、元ファイルの倍以上~1/10までも自由に圧縮率を調整してファイル容量を自由に変えることができるようになります。

画像サイズ。

サイズの大きさに比例してファイル容量が変化します。例えば、150万画素のデジカメで撮った1280x960で100kbのものは、640x480の半分のサイズ(面積で1/4)であれば、25kbまで落とせます。

ひとつひとつ加工するのは手間がかかるので、ホビーユースの場合には、簡単に加工してくれるフリーソフトがあります。

>>Easyサムネイル

とてもフリーとは思えないほど高機能ですが、初心者でも日本語を正しく理解できれば使いやすいものです。

画像のフォルダごと、EasyサムネイルのアイコンにD&Dしてやれば、新しいフォルダに加工されたものが生成されます。操作はたったそれだけですが、設定できる内容がもの凄いのです。

IEやケータイに最適化した画像も簡単なフィルタも設定だけしといてやればドラッグするだけでOK。本当にイイですよこれ。

最期に。

デジカメの解像度がもてはやされてきた時代はとっくに終わっています。

プリントする場合。

写真画質として、L版なら200万画素、A4サイズでは800万画素程度から上であれば普通の人には画素数の違いを見分けることはほぼ不可能だと思います。これが普通の用紙に印刷する場合は、その倍でもたいした差は出ません。

本当に画質にこだわるなら、画素数ではなくて、画質に拘ったほうがいいです。またCCDの性能や大きさもかなり大事です。最近はソフトの性能が上がったのが最大の要因ですが、省エネ、コストなどの理由からCMOSが増えてきました。私みたいに古い人間はCCDにしか魅力を感じていませんが時代は確実に変わっています。

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