西鉄バスジャック犯仮退院

マスゴミの餌食となった「17歳」というキーワードがあった。17歳の犯罪というだけで全国版に載る時代があった。そのキッカケとなったのがコイツ。
それは2000年の5月3日GW真っ只中の出来事だった。
T口誠一22歳。
西鉄バスジャック事件の犯人である。
彼は窓から自分を騙して逃げた乗客に激怒し老人を切り殺しその後暴走した。当時17歳といううことで名前は未公表。現在も未公表だがネットで検索すればすぐに画像と共に見つかる。
“未公表だから”、“心神喪失だから”、“彼が精神的虐待を受けていたから”などという理由で犯罪を正当化するような「未公表」については断固反対する。
たとえ犯罪時は未成年だとしても、成人になった時点で名前は公表すべきだ。つい先日も19歳で男の子に性的悪戯をしたあげく殺した男が14人もの子どもを犯してまた捕まった。最初実名公表はなかったと思う。現在も実名は確認していない。
被害者軽視の犯罪者擁護も甚しい。ここまでくれば滑稽にしか見えない。
前は未成年の殺人者が成人になって犯罪を起こしてもそれでも“未公表”ってことがよくあった。
ところがこの風潮を吹っ飛ばした人物がいる。
女子高生集団強姦・拉致・コンクリート詰め殺人事件犯人が成人になってその事件をネタに拉致恐喝傷害事件を起こした時である。当初実名での公表が控えられ、世論からの大バッシングを受けた一部マスコミが刑の確定後に実名公表に踏み切ったのである。この時はマスコミをちょっとだけ見直した。まっ基本的体質は変わってないけどね。
犯罪者心理などというものには興味はないが“劣等感”がパワーの源になっていることはままある。
世間を嫌ってもなにも行動ができないクズ。
↑これがオトナだと勘違いする頃がある。
実際にそういう場合も多いが、普通はなにかしようとしても“理性”や“経験”が働くのである。
人は生きてれば“殺意を抱く”ことはある。
というと極論だが少なくとも私はあった。
不条理な扱いを受けたり、ワケのわからんイチャモンをヒートアップされた時がそうだ。なにが私を止めるのか。それは単純にアタマで考えるからだ。アタマで考えても整理がつかなければ理性というブレーキがかかる。そしてもし相手を殴ったとしても、自分の手は物凄く痛みを感じるか、過去に自分が感じた痛みが脳裏からやってきて、どんな相手でもよほど不運が重ならない限り殺すまでは殴り続けられないだろう。道具を使わなければのハナシではあるが。
人がなんでも極端になる時代。
プロセスが無視されてきた時代。
安ければなんでもいい時代。

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