強度偽装事件に熊本の建設業者がっ!

“家のパパは真面目パパ どんなことも大好き 八代木村建設~♪”というCMで熊本ではおなじみだった八代木村建設が、今回の建築物強度偽装事件に関与していた1社だったもよう。
というより、元請発注していたらしい。
真面目パパはもうだめぽ。
ていうかさ。。。
姉歯事務所はモラルの問題であって、根本としては「安く受けて安く施工」という、“消費者の怨念”にひっかかってしまったこの会社が一番悪いと思う。
適正価格を貫けないのは消費者だけのせいではなくて、販売者側にも多大な責任があると思う。それと今回の事件で“被害者ヅラ”してる人たちも、“高品質なものを適正外価格で安く買った”なんて思ってたバカな人はいなかったはずだ。つまり安いのは納得して買ったハズである。確かに震度3でも崩壊ってんだったら、震度6で壊れるものの半額にしてほしいけどね。
“安いものにはワケがある”この鉄則を消費者の私たちも理解して、“安いものをそれなりにうまく使う”ことを考えるべきだろう。でなければ、高品質なものを適正価格で買えばいいことだ。責任もしっかり問える。
ついでに「適正価格」でもうひとつ。
この前、お客様がとある液晶テレビを買うことになった。
まっ仮にこのテレビ「XYZ27-WWW」という型だったとしよう。
私はメーカーの代理店を紹介した。
個人的にものすごくいい青年でしょっちゅう赤字で販売してる人だ。
彼は298000円という価格を出した。
ところがこのお客さん。
ヤマダ電機で価格を調べたら「同じタイプの“XYZ27-WWY”というモデルが25万であった」といいキャンセルしたのである。
あなたもこのヤマダ電機の方が同じテレビが安く買えるならそれでいいじゃんて思ったでしょう?
ただし分っている人は「XYZ27-WWY」の「Y」という型番の最後の文字に目がいく。
そうこれはつまりヤマダ電機モデルなのだ。いわゆる「量販店モデル」というやつで元々の価格が安いシロモノなのである。でも、お○○な人はXYZ27までしか見ていない。
主婦の人に分りやすい例としては、あらびきソーセージがある。
とあるメーカーのものを見て欲しい。
安売りの時の商品は、未加工のまま食べると“脂っこい”はず。
カルパスもそうだ。100円ショップのと普通のスーパーのものを食べ比べてほしい。
商品名は一緒でも、よくよくみたらまったく違うのである。
いつものごとく余談だけど、デジカメでいうと生産国を言う人が多いが、国内の工場単位でも品質がまったく違う。液晶で言えば、シャープも亀山工場製のは、しっかりと「亀山工場製」とステッカーを貼って売ってある。私の乗っているワゴンRもそう。ワゴンRは国内2or3の工場で作られているため、他の地域からのお取り寄せとなった私のタイプは通常の熊本のワゴンRであったリコールの対象から外れていた。
もっと実例を出してみよう。
私が買おうとしたカーナビゲーションにサンヨーゴリラがある。
8型大画面“デカゴリラ”、テレビチューナー付、タッチパネル、FM-VICS内蔵など高機能。DVDが見れたりして物凄く便利だけど、価格.comで見てみるとスペックはほぼ同じなのにそこに出ている最低価格と、ジャパネットのチラシに出ている同じスペック(だと思った)の商品が価格では違いがない。写真はまったく一緒なのに・・・。
そう、HDがついてないのだ。
ジャパネットたかたは、サンヨーの代理店なので、カタチはそっくりでも内容が違う「オリジナルモデル」を作ることができるのだ。結局買ってないけどさ(^^;
でも、普通の人がネットで前もって調べてて“現金一括じゃキツイよな~”と思って諦めてた人が、忘れた頃にチラシで“金利手数料無料分割払い36回までOK”のこのモデルを見たらやっぱり買ってしまうと思うんだよね。
これが販売のマジックなのです。
なにがいいたいかと言うと、“安いものにはワケがある”これだけは絶対忘れずに、賢い消費者になりましょう。後で笑われるのは自分のせいだんね。
ちなみに私が買う高額商品(2000円以上は高額商品なのっ!)は、ほぼすべてが“ワケあり低価格”商品です。分ってて買ってるんだからいいのよ。別に。“私って賢い”なんてことはまったく思ってないですけどね。価格なりに動いてくれればいいんです。
ついでに言うなら合法のコピー商品も私は賛成です。コピー商品って分ってて使うならいいんですよ。その程度の品物なんですから。騙されたらいけのせんけどね。
一番たちが悪いのは、低品質を高価格で売るやつらです。
私がいた業界では、“再生車”なんかを平気で“中古車です”って売ってた高級中古車屋ですね。最近はその手の中古車屋も厳しい時代なんでなくなりましたけど。
長いなしかし。
ご拝読ありがとうございました。

Verified by MonsterInsights