STBの時代は終わったか…

私の仕事はwebコーディネーター。
格好よく言えばそうなんだけど、様は滞在型施設(ホテル、温泉、道の駅など)の情報端末の設置とメンテナンスや企画がメイン。他に施設向けの格安な映像システムのハード~映像まで作ってたりもしてます。
そのうちのひとつにLINUX端末を使ったインターネット端末というのがあるんです。これはいわゆる“セットトップボックス”と言って、既存のテレビに端末載せて映像端子を接続。ネットワークと繋げれば簡単にテレビでインターネットができるというもの。
1998年当時から結構出回ってたシステムでwebTVなんかが有名でした。2002年頃までがピークだったかな。現在もしっかり売られているんですが、実は消えていく運命で各メーカーともにラインナップから消えてしまい、無料放出品まで出ている始末です。SUNとかM$の失敗もあるんだけど、テレビとPCの中間というその半端なスタンスが消えてしまった理由じゃないでしょうか。
現在、発表されている夏の新製品のトップカテゴリのキーワードは“パソTV”ようは液晶テレビでDSUB15ピンのRGB端子がついていてPCからの映像をそのままPCモニタのように表示できるんですな。ここへ来て普及率が3軒に1台となったハードディスクとの相乗効果もあいまって、AVとPCとTVの融合が進んできました。だいたいはもともと別々だったわけですが、オールインワンが好きな人種ゆえ、間違いなくヒットすると各メーカーは見込んでいるようてです。
価格からして最初は赤字覚悟かと思われるような戦略的価格で私らが売っているような品物と大差ありません。これからの業務戦略としては、これらのパソTVとはあくまで違う切り口で行くか、それとも融合し+αで行くかの二者択一となりそうです。
私としては後者がいいんだけどな。コンテンツ作るほうに集中できるしさ。
ベンダーとしてはVODシステムの売込みにも好機だと捉えてガンガン展示会とか開いてるのがいるけどたぶん現状ではそこまではムリじゃないかと。アダルト系のVODは安くてVODしても割りはいいけど、一番需要がある映画のはまだまだ著作権料が高すぎるもん。どっかの大手レンタルビデオ屋がVODをスタートさせると変わるかもしれないけどさ。ただ一昨年からあったようなUSENがはじめたスタイルのはちょっと注目株っす。

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