ラジオなんかいらない!!!

こんなラジオ放送がありました。
ラジオ人によるラジオの為の自己検証番組「ラジオなんかいらないパート?」。
http://www.radionikkei.jp/
SBC長野放送によってあった放送を、ラジオNIKKI(旧ラジオ短波)によってOD放送されたものです。もちろん映像はありません。当然です。「ラジオ」なんですから。
FMとAMという垣根を越えて、ラジオに関わる人たちが、ラジオについて鋭く語っています。本当にラジオが好きな人も、そうでない人も、当然ながら業界人も聞いて損はありませんよ。
前回の第1回目の放送では、「なぜ人々はラジオから離れて行ったのか?」、「なぜ新しいメディアに人々をとられてしまったのか?」。簡単に言えばラジオ衰退の原因について語っています。
☆コメンテーターの意見
・AMは演歌が多い。
・AMはラジオショッピングが多い。
・FMは日本語が堪能でないような帰国子女のような語り手が多い。
・道路交通情報はカーナビに負けている。
・今のラジオに魅力はない
・今のラジオに未来は無い
☆リスナーからの意見
・新聞と同じ意見はいらない
・褒め言葉にあぐらをかきすぎている
・人に親しんでもらえるものにすべき
・ラジオは一部の人のための媒体になってしまっている
・人々に必要とされる情報を!インターネットに負けている!
・“ラジオがない”=ラジオの魅力が無い
☆それを踏まえてのコメンテーターの意見
・ラジオは背伸びをしすぎている
・リスナーこびすぎている
・2次情報が多すぎる
【ゴンの感想】
映像つきのネット放送や、新聞の斜め読みは本当に不要だと思います。それは、ラジオではなくネットテレビであるし、新聞の2番煎じもつまらない。これではラジオの意味がないわけでラジオ不要論に繋がるものだと思います。やはりラジオというメディアへの危機感は拭えないですね。
今回の放送のメイン部分へと進みます。
☆コメンテーターの意見
・パーソナリティとしての構えがない
・ラジオの通信品質は低いままでも平気だという局側の姿勢には問題がある
☆パーソナリティの意見
・ハーソナリティの顔が見えないとどんな感じで放送されているかわかんない。しかし、ーソナリティの顔が見えないからこそ、ラジオを聴いて想像するという楽しみがある
・ラジオは手紙と一緒である。送り手は受け取る人がいることを意識して放送してほしい。
☆コメンテーターの意見
・メールやFAXは吟味できずにすぐ読んでしまうので実がないものが多い。ハガキなどであれば作り手側での選別がしやすい。
・若年層は相手にせず、目が遠くなったような高齢者をメインにすべき
・深夜の東京から番組を買うのはやめてほしい
・パーソナリティをテレビで使ったらどうか
☆営業あがりの局長さんの意見
・ラジオは聴いてもらってなんぼです。聴いてもらえなければ収入になりません。どうやったら聴いてもらえるかを常に(数字を追いかけないといけないので)営業は考えています。
☆コメンテーターの意見
・ラジオのハードはどうなのか。局固定の格好いいプレミアものを作れないのか。
☆ディレクターの意見
・ハード論よりも、熱意が大事ではないか?
【ゴンの総括】
この放送を聞いた熊本のラジオ人って多いと思う。ここのところのみんなの対応や意見を聞くとそんな気がする。私的にはラジオを聴いて参加したことに喜びを感じれるようなそんな熱いものを聞きたいと思います。(←こういう時に言葉は便利だね。あやふやに意見を言える)
しかし、実際にはスポンサー絡みあり、ディレクターの思いあり、パーソナリティのモチベーションの問題もありうまく行ってないのが現状な気もします。
コメンテーターの「ターゲットは高齢者」発言については理解してる部分はありますが、異常さを感じます。リスナーにコビを売るのは最低ですが、昼間の放送でターゲットをしぼってラジオ離れを誘発する行為はさらに危険に見えます。深夜放送ではないんですから。
熊本はもともとナーナーの土地柄です。よく言えば保守的。悪く言えば田舎モン。熊本でも是非、こんな討論をする場を設けてほしい。電波にのせなくてもいいから。本当に意見を交わしてほしいです。
ラジオはこのまま廃れるメディアなんでしょうか。それはラジオ人たちにかかっていると思いますけど。

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