親父よ!お疲れさん!

私の親父は6年間“区長”をしてきました。
通常は4年なんだけど、適格の後任がいなかったため、長々と続けてきました。今年、私も知っている誰もが納得できる、素晴らしい後任が快諾してくれたのを受けて、親父は退任します。
普通の町で言う町内会長というものですが、町からの委託を受けて嘱託という形で行政の仕事も手伝わされます。
毎週毎週の配り物。
ご近所さんの喧嘩仲裁。
クレーマーの対処。
ゴミ捨て場問題の調整。
ネガティブなヤツからは憎まれ役。
いい加減ヤツからは押し付けられ役。
そんなもんじゃない。
街灯の球が切れたのまで区長が対応してたのだ。
引継ぎ案件だった地元の公民館も建てた。
危険だった通学路は8メートル道路になった。
100円バスも停まるようになったな。
2世代、3世代前の区長と前任の区長との諍いにも巻き込まれた。
↑結局こいつらは自爆して町から出てった
唯一残されてしまった懸案は駅前への交番誘致ぐらいか。
いい事なんか大して無かったろう。
この6年間は、なる前までは毎月のように楽しみにしていた海外への取材旅行もできなかったから、ほんとに辛かったに違いない。
それもこれも、今日ですべて終わり!
区長交代が、地区の総会にて無事完了するのである。
本当に本当にお疲れさん!
そしてこれからは、ゆっくりとゆっくりと自分だけの時間を過ごしてくれ。
俺はあんたを心から尊敬してるぜ。

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