さらばNIFTY-Serve

さよなら「GO」コマンド ニフティ、パソコン通信サービスを終了 by ITmediaニュース2/16の記事
私がパソ通をしたのは、ちょうど1988年末だった…
今では「ハタチ商法」と言うんだけど、当時いわゆる若年者層を狙った会員権商法というのが流行った。毎月数千円を払い続けると、仕事に使える高機能のワープロ(30万円相当)と各種会員権を獲得できるやつ。
いまで言うマルチの鉄則が数多く見れた。「興味がなければ別に断っていいですから」と連呼される。Dニーズでは、店員に誘導されるのを断って、通りとは反対側の一番奥の席で私は壁向きの椅子に誘導される。つまり、余所見ができないように配置されたわけ。そして、数多くのトークテクニックで口説かれる。最後にはまた「興味がなければ別に断っていいですから試してみませんか?」と引いたり押したりの繰り返し。世間知らずの私はお見事なまでにローン用紙に記入していた。
その時の高機能ワープロについていたのが、1200ボーのモデムだった。COLLARSという会員権商法をしていた会社は、なぜかNIFTY-Serveのアクセスサービスをしていた。その会社専用のアクセスポイントを経由して、NIFTY-ServeやCOMP-Serveに接続できるのだった。つい5~6年前まで「なんでそんなサービスができてたんだろ?」不思議に思ってたんだけどね。5~6年前に判明しました。それは、ビッグPラネットというマルチ最大手の隠れ会社が、NIFTYの再販をしたのよ。つまりその手の商法と知っていながら富士通はNIFTYを再販していたわけだ。しかも私が知っているだけで2社だからもっともっと被害は拡大していただろう。言っとくけどNIFTYを責めているわけじゃない。さよなら「GO」コマンド ニフティ、パソコン通信サービスを終了 by ITmediaニュース2/16の記事を見て、「そんな時代もあったよね」と回想したまでです。
ちなみに、そのマルチですが、次々といろいろな会社ができているように思っている人が多いですが、首謀者はだいたい一緒です。原ヘルス出身者、サミットシステム出身者、その他もろもろの系列の輩が、捕まったり潰した後にまた集まって再起してるわけです。一度吸った甘い蜜の味はそうそう忘れられないのですよ。くれぐれも引っかからないでくださいね。
心配な方は、Beyondさんの悪徳商法?マニアックスでも見てね。日本で最大の悪徳商法データベースです。私も昔使ってたサーバでしてよく遊びに行ってました。

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