誤報の構図

最近、誤報が多すぎる。
元々年に何回かは誤報したものの訂正広報を見ることがあったけど今週は命に関わるものが2軒もあった。
新潟中越地震での「母子生存!母親と会話!」という報道=>残念ながら母親と娘さんは即死状態で生存していたのは息子さんだけだった。
今回のイラク邦人殺害事件は生きたり死んだりの繰り返しだった=>昨日「殺害確認記事」が突然共同電で配信され夕刊や朝刊で踊ったが、実際には本日の午前3時に判明したことであり憶測記事によるフライングだったと訂正報道があった。
>>情報の判断ミスが誤報に 最終確認の詰め不十分 by Y!news
誤報の構図というものがあるだろう。
少しでも他社を出し抜きたいとかかねぇ。
ようは数字稼ぎのためだろうけどさ。
この記事によってご家族はどれほどの心痛があっただろうか。
この24時間で「生存」という記事と「殺害」という記事が多数聞こえてきたのである。
>>イラク日本人人質事件 > ニュース by Y!news
私がもしその家族の立場だったら・・・たとえその本人が人々の静止を振り切って自殺行為をしたとしてもその家族に罪はないだろう。誤報で痛めつけられるのは忍びない。
本人は亡くなったのだから死者を冒涜するようなことは書かないけど、自殺行為を正当化して政治的手段には利用しないでほしい気がする。無論、自衛隊派遣は不当であり反対ではあるんだけどね。
放送と人権委員会は事後処理だけでなくて、こういった報道姿勢に対しての監督をするなどもっと機能してほしいですな。

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