ドコモがプリカ携帯を辞めることにしたらしい。
理由はもっともらしく「犯罪に加担するようなことはしたくない」というのが表向きで、実際に数字としてはVodafoneに大きく負けてしまったのが原因と見るのが妥当だ。
でもプリカ携帯はまだなくならないだろう。
DoCoMoはV社に負けていたこの2年間、上限制を導入したプランを活性化させてきた。私の携帯も2台ともリミットプラスというのを利用している。これは、プリカ携帯が流行る理由となった“上限を設定して利用料金を減らしたい”というメインフレームを違った方向から狙ったもの。ただしこれはV社が圧倒的に有利であった。それは流通だけではなく、安易に匿名で入手ができるということが評価されたものだった。いわゆるインターネットの匿名性にも通じるものだと思う。
ドコモが提言しているように犯罪に有用となる機器をキャリアは提供すべきではないというのはもっともである。ただプリカを使わざるを得なかったのはキャリアの通信インフラの不備によるものだと私は思う。今だったらIP網を活用してもっと低コストに携帯を運用させられる。そして、もし完全定額制の携帯ができたら、利用料上限を目的としていたユーザーはすべて移行するのは間違いない。その時、本当にプリカ=匿名携帯として冷遇されるのではなかろうか。それまではプリカ=犯罪有用説は唱えるべきではないと思うのだが。